機能別 活用事例

擬似的に3階層管理を実現する アイデア4選




多くのユーザー様から寄せられるこの疑問に、この記事でお答えします!




目次

Backlogの基本:課題の階層は「親子」の2階層
代替案1:子課題の「チェックリスト」を孫タスクとして活用する
代替案2:「カテゴリー」や「マイルストーン」を最上位の階層と見なす
代替案3:孫課題を「子課題」として登録し、命名規則でカバーする
代替案4:課題の「粒度」を見直し、2階層で管理する




Backlogの基本:課題の階層は「親子」の2階層


Backlogでは「親課題」と「子課題」の2階層までしか作ることができず、
子課題の下に孫課題を作成して3階層で管理することはできません。


しかし、これから紹介する4つの方法を使い分けることで、
ご自身のプロジェクトに合った柔軟なタスク管理を実現できます。


【代替案1】最も手軽!子課題の「チェックリスト」を孫タスクとして活用する


最も手軽にタスクを細分化できるのが、チェックリストを使う方法です。
孫課題にあたる細かい作業は子課題内のチェックリストとして管理します。

第一階層: 親課題
第二階層: 子課題
第三階層: 子課題内のチェックリスト



✅ メリット

・子課題の完了に必要な作業を抜け漏れなく管理できる。
・チェックを入れるだけで進捗が可視化され、達成感を得やすい。
・特別な設定が不要で、すぐに実践できる。

⚠️ デメリット

・チェックリストの各項目に担当者や期限を個別に設定することはできない。


【代替案2】全体を構造化!「カテゴリー」や「マイルストーン」を最上位の階層と見なす


プロジェクト全体の構造を3階層で捉えたい場合、カテゴリー」や「マイルストーンを活用する方法が有効です。これらを擬似的に最上位の階層として利用します。

親課題: 〇〇に関する資料作成をする 
子課題: 情報収集する 
孫課題: 市場調査をする 
孫課題: アンケートをする 
孫課題: 有識者にヒアリングする 

↓代替案

第一階層: カテゴリーやマイルストーンで「〇〇に関する資料作成」 を設定
第二階層(親課題): 情報収集をする 
第三階層(子課題): 市場調査をする 
第三階層(子課題): アンケートをする 
第三階層(子課題): 有識者にヒアリングする



✅ メリット

・プロジェクト全体の構造を大きな括りで整理できる。
・カテゴリーやマイルストーンで課題を絞り込むことで、関連タスクを一覧で確認しやすい。
・すべてのタスクに担当者や期限を個別に設定できる。

⚠️ デメリット

・カテゴリーやマイルストーンを事前に設計しておく必要がある。


【代替案3】柔軟性No.1!孫課題を「子課題」として登録し、命名規則でカバーする


3階層目のタスクにも担当者や期限を設定したい場合は、
孫課題にあたるタスクを子課題として登録する方法がシンプルです。

親課題: 〇〇に関する資料作成をする 
子課題: 情報収集する 
孫課題: 市場調査をする 担当者:Aさん
孫課題: アンケートをする 担当者:Bさん
孫課題: 有識者にヒアリングする 担当者:Cさん

↓代替案

親課題: 〇〇に関する資料作成をする 
子課題: 【情報収集】市場調査をする 担当者:Aさん
子課題: 【情報収集】アンケートをする 担当者:Bさん
子課題: 【情報収集】有識者にヒアリングする 担当者:Cさん

✅ メリット

・すべてのタスクに担当者や期限を個別に設定できる。
・ガントチャート上ですべてのタスクのスケジュールを管理できる。

⚠️ デメリット

・子課題の数が多くなり、親子関係が少し分かりにくくなる可能性がある。


【代替案4】根本解決!課題の「粒度」を見直し、2階層で管理する


そもそも「孫課題」が必要かどうか、課題の分け方(粒度)そのものを見直すアプローチです。
孫課題が必要だと感じる場合、親課題や子課題が大きすぎるのかもしれません。

【ポイント】
「子課題」を「親課題」に昇格させ、「孫課題」を「子課題」と捉え直すことで、
Backlogの2階層構造にスッキリ収まります。

親課題: 〇〇に関する資料作成をする 
子課題: 情報収集する 
孫課題: 市場調査をする 
孫課題: アンケートをする 
孫課題: 有識者にヒアリングする 
 
↓代替案 

親課題: 〇〇に関する資料作成をする 
子課題: 市場調査をする
子課題: アンケートをする
子課題: 有識者にヒアリングする
子課題: 初稿を作成する
子課題: Aさんに初稿を確認していただく
※「情報収集する」という課題を無くす

✅ メリット

・タスクの親子関係が明確になり、Backlogの思想に合ったシンプルな管理ができる。
・一つ一つの課題が適切な大きさになるため、担当者が作業に取り組みやすい。

⚠️ デメリット

・プロジェクト全体の課題数が多くなる可能性がある。


Backlogで擬似的に3階層のタスク管理を行う4つの方法をご紹介しました。

ご自身のプロジェクトの規模や特性、管理したい内容に合わせて、
最適な方法を組み合わせて使ってみてください。